一本歯下駄
フィジオテンダートレーニング®では、丹田や左右の軸など、からだの動きの基本的な感覚を育てる道具として、
『一本歯の下駄』を推奨しています。
なぜ、一本歯の下駄なのか
どこにも居つかない
一本歯の下駄を履いてみると、 『立つところは一つしかない』ということに気づきます。
地球と自分との接点。
からだの力を抜いて足首の動きをしなやかに、背筋がスーッとのびた状態でそこに立てたとき、軽く歩ける心地よさが感じられます。
私たちは、立っていても座っていても、ついついからだを『居つかせて』しまう というからだの使い方をしてしまいます。
『居つく』ことによって、からだは重く感じられるのですが、普段は居ついていることも、からだが重いということにも、なかなか気づけません。
一本歯の下駄をはくと『居つく』ことができないということが体感としてわかります。
普段、自分がどれほど『居ついているか』、その時はっきりとわかるはずです。
私たちは常に揺らぎ続けているということ。
地球の中心との共鳴感をじっくり味わうことができます。
丹田(たんでん)の位置を把握しやすい
自分の重心ともいうべき丹田の存在。
具体的な形としては存在しませんが、感覚として確かに存在しているものです。
からだに丹田の感覚があるのとないのでは、動きに格段の差があるのですが、
一本歯の下駄を履くと、丹田の位置が『ここだ』という実感が起こります。
軸の感覚が養える
運動するからだになくてはならないのが、『軸』の感覚です。
目には見えない軸の感覚をとらえて、立つ。座る。歩く。走る。
軸の感覚がしっかり身につくことで、からだの動きはより効率的になります。
一本歯の下駄を履いて歩くと、軸の存在をはっきりと実感できます。
歩き続けることで、軸の感覚はからだにしっかり刻み込まれていき、体幹が鍛えられ、姿勢が自然に整えられていきます。
フィジオテンダートレーニングと一本歯下駄
~ 甲野善紀先生との出会い ~
「自然体としてのからだの在り方」を探求する中、フィジオテンダートレーニングにとって嬉しい出会いがありました。
2007年4月。
名古屋で行われた武術研究家である甲野善紀先生の稽古会。
書物やテレビなどを通して先生の存在は知っていました。
実際にお会いしたのはその時が初めてでした。
そこで先生が見せてくださった体捌き。
「日本の文化の中にこのような体捌きがあった」
その日、私達は「からだの可能性」に大きな確信を得ることができました。
その後、先生から下駄の情報を頂きます。
その中に一本歯の下駄がありました。
「これだ!」
ピンときた私達は、履物屋さんへ行って下駄のお話を伺ったり、あちこちから下駄を取り寄せたりして一本歯の下駄について調べ始めました。
トレーニングに使うことをイメージして、板や鼻緒の素材、履き心地などいろいろと考えたことを履物屋さんと相談しました。そうして、下駄職人の方に「P.T.T.の一本歯下駄」を作って頂きました。
普段レッスンの中でお伝えしていることを、この一本歯下駄は言葉を越えて体感につなげてくれるのです。
牧野曰く、
『甲野先生が探求し続けていらっしゃる「武術」。 その術理の根底にあるものは、私達が探求し続けている「自然体としてのからだの在り方」に他ならないと実感しています。
今後も、その探求者であり体現者である甲野善紀先生とのご縁を大切にしていきたいと思っています。』
私達はからだの事実をあるがままにみつめ、まず体感し、実感を検証してきました。 その積み重ねの中から生まれてきた「自然体としてのからだの在り方」への感触。
今後もその先に確かに光があることを実感しながら探求し続けて行きたいと思っています。
松聲館と甲野善紀氏の公式ホームページはこちら!
推奨!P.T.T.の一本歯下駄
こだわりの自信作です!
固くて丈夫な桐の根元の部分で作られています。
木の下駄は乾燥と吸湿を繰り返すたびに固く引き締まり、履くほどに丈夫で味わいのあるものとなります。
鼻緒も材質にこだわり、熟練された下駄職人さんが一つ一つ手仕事で丁寧にすげ、仕上げています。
【使用例と感想】
姿勢が良くなって脚もスッキリ引き締まったようです。(60代主婦)
職場でデスクワークの時に履いています。
長時間座っていても疲れないし、足のむくみや肩こりが改善されてきたようです。(30代OL)
腰椎の位置が驚く程に変化してからだがとても軽いです。(40代主婦)
※履く頻度や体質・体型などにより、実感にはあくまでも個人差があります。
一本歯下駄の購入について